LRQAは、エネルギー転換に特化したコンサルティング、監査、アドバイザリー業務を行う米国のEcoEngineersを買収しました。
これはLRQAにとって5か月間で5社目の買収となり、エネルギー転換を進めるグローバル企業顧客へのサポート拡大と成長加速への取り組みを強化するものです。
EcEngineersは最近、サステナビリティ誌(Sustainability Magazine)により「トップ10サステナブルコンサルティング企業」として国際的に評価され、低炭素生産、気候規制、炭素市場、革新的技術といった、規制の複雑化と不確実性の高まりの中で需要の高い分野における深い専門知識を提供しています。
こうした背景から、特に農業やエネルギー分野では、企業は投資家、消費者、利害関係者からの要求に応え、気候変動への取り組みにおける透明性と誠実性を維持しなければなりません。
その結果、多くの企業がバイオ燃料、再生可能天然ガス(RNG)、水素などの低炭素燃料に目を向け、業務の脱炭素化を図っています。そのため、企業はこれらの燃料、およびそれらに対応する規制(カリフォルニア州の低炭素燃料基準(LCFS)やEUの排出量取引制度(ETS)など)や実現技術に関する専門家のガイダンスを必要としています。この買収は、まさにこれらのニーズに直接対応するものです。
「今回の買収は、LRQAの既存のカーボン・アカウンティング、温室効果ガス(GHG)検証、およびサステナビリティ戦略における能力を飛躍的に拡大するものであり、EcoEngineersをチームに迎え入れ、お客様、従業員、そして地球環境に真の影響をもたらし続けることを非常に嬉しく思います。 規制環境は依然として複雑であり、国や国際的な政策の変化が企業のサステナビリティ戦略に影響を与えています。 このため、EcoEngineersとともに、私たちはお客様がこの環境を乗り切るための支援を提供しています。」
EcoEngineersのCEOであるシャシ・メノンは次のように述べています。
「LRQAとの経営統合は、私たちのチームとお客様にとって、新たな飛躍への大きな一歩と成り得ます。私たちは、厳格かつ科学的なソリューションを提供することで、企業のエネルギー転換を支援する企業として、その評価を築いてきました。LRQAとの統合により、私たちは、カーボン・アカウンティングと排出量検証の信頼性を確保するという使命を忠実に守りつつ、影響力を拡大するために必要な規模と国際的な事業展開を実現することができます。」
買収の一環として、LRQAは120名以上のサステナビリティ専門家を獲得し、その能力をさらに強化します。また、今回の統合により、EcoEngineersの米国での存在感が高まる一方で、サステナビリティ規制がますます活発化している欧州市場への進出も支援します。
LRQAはDLA Pipier(法律)およびKPMG(財務および税務)の助言を受けました。EcoEngineersはFinley Law(法律)およびGreenFront Energy Partners(独占財務アドバイザー)の助言を受けました。