主任検証人:由岐中 一順
LRQAでの経験や検証員としての仕事内容、仕事のやりがい等を詳しく語っています
VOICE OF OUR COLLEAGUES
主任検証人として企業のESG目標達成を支援
LRQAリミテッドのサステナビリティチームのマネージャーとして、また主任検証人として環境・社会データの第三者検証業務の他、環境省等の委託調査業務や新規事業開発等を担当している、由岐中 一順。
慶應義塾大学理工学部卒業、東京大学大学院生物材料科学専攻修了。修士号(農学)取得後、LRQAリミテッド(日本支社)の初めての新卒社員として入社。入社後は気候変動関係業務、マーケティング、セールス(QMS/EMS、教育研修等)を担当。2017年に一旦LRQAを退社し、個人事業者やベンチャー企業、中小企業、独立希望者のマーケティングやセールス支援を行う会社を設立。その後LRQAのセールスマネージャーから声を掛けられ、2022年にLRQAに再入社し現在に至る。
今回はLRQAでの経験や検証員としての仕事内容、仕事のやりがい等を詳しく語ってもらった。
将来的に審査員になることを見越して入社 多種多様な職務や独立を経験し専門性を広げる
新卒でLRQAに入社されて、最初はどのような経験を積まれましたか?
まずLRQAの主要サービスであるマネジメントシステムに関する座学の勉強から始めました。
将来的には審査員になることを見越して入社いたしましたが、そのためにはある程度の社会人経験が必要であると思っていました。当時の上層部に掛け合い、LRQA社内で多種多様な職務を経験できるようにジョブローテ―ションを経験させていただきました。
マーケティング、教育研修、セールスの各チームで様々な業務を経験しました。また入社1年目の夏には、顧客企業にご協力もあって製造現場で働かせてもらうこともあり、三交代勤務も経験しました。
一度、独立をされて再度LRQAに戻られたそうですね。
はい、2017年に起業するために一度LRQAを退職しています。1度独立したことにより経営視点で考えられるようになったのは今の業務にも生きていると思います。独立している期間(2017年~2019年)も独立審査員(契約審査員)としてLRQAと契約していたので、環境・社会データの第三者検証業務の等の業務には従事しておりました。
気候変動対応の取り組みを評価 ESGのプロフェッショナルとして顧客の長期的価値を創出
現在はどのような仕事をされていますか?
非財務情報の第三者保証業務を行っています。ESG(環境、社会、ガバナンス)投資の流れを受けて、国際的にビジネスを行う組織にとって、気候変動や人権問題などサステナビリティへの取り組みとその情報開示が広く求められており、非常に需要が高まっている分野です。
LRQAでの仕事にどのようなやり甲斐を感じていますか
顧客の企業価値向上に役立てていると感じるところです。我々の成果物(保証声明書)が各格付機関の採点で使用されており、また海外との取引要件になることがあるため、顧客が高い評価を受けた際は、私自身もとても嬉しいと感じます。また、各企業の各拠点に直接訪問する機会も多いため出張の機会が多く、現地の雰囲気を感じることができるのも楽しみの一つです。
サステナビリティの第三者機関での仕事に関心をお持ちの方へメッセージをお願いします
サステナビリティ情報の開示は今後益々多くの企業で必要となります。
環境データだけでなく、人的資本に関するデータや人権監査といった分野も需要が高まっていますので、多様なバックグラウンドの方が活躍できる環境です。
ご自身の強みを生かしながら一緒に働いてくれる人がいるとありがたいです。